出版業界の未来

 先日、コンビニにtotoBIGを買いに行った時、機械が開くのを待っている間「FUTUREX」というムックを読んでいた。

 その中に「出版業界は進化か、自滅か」というタイトルの記事があり、さらさらと読んでみる。4ページとそこそこボリュームもあり、500円と安かったので買ってみた。

 この記事内で、「Web 2.0」の提唱者で、オライリー・メディアの創設者ティム・オライリーは以下のように述べている。

「出版業とは紙に文章を印刷し表紙をつけて、書店に並べることだ、そう考えている人は大勢いる。だがずっと以前から、出版業とはそういうものではないと訴えてきた。出版業とは第一に、読者にとって必要な情報とは何かを理解し、その情報を集める方法を考え、その情報に関心を抱く読者を集める仕事だという。いわば美術館のキュレーターのようなものだ(以下略)」

 ブログの普及、RSSリーダなどのツールによって今では誰でも出版業者になれるなぁ、と私は思った。多くの読者を惹き付けられるようなウェブサイトが必要だが…。

 そう考えると、出版業界にいる必要も無いのではないか、とか、いや、この業界にいないと情報は集められないぞ、とか、頭の中でいろんな考えがぐるぐる巡りだす。

 まずい。頭が痛くなってきた。