一般紙のレッズ評。

 スポーツ紙(笑)の浦和レッズ中傷記事ばかり追っていると体に悪いので、今日は一般紙(朝日、産経、毎日)の記事を追ってみた。

 まずは朝日新聞

浦和、4試合ぶり勝ち点 決定力不足は相変わらず
 3連敗中だった浦和が、何とか引き分けに持ち込んだ。0―1の後半38分、宇賀神からの左クロスをエジミウソンが相手DFと競り合うと、これがオウンゴールとなり、同点に追いついた。4試合ぶりの勝ち点をあげたものの、ボールを支配しながら、なかなかゴールをあげられず、カウンターから失点するパターンは相変わらず。最悪の状態はまだ抜けきっていない。

 続いて産経新聞

【Jリーグ】引き分けが精一杯 状況打開策見えぬ浦和
 オウンゴールで先制を許し、オウンゴールで追い付く展開には寂しいものがあった。それでも浦和の日本代表MF阿部は「追い付いてよかった」と安堵(あんど)感を漂わせ、フィンケ監督も「厳しいことを言うつもりはない。最後まで力を出してくれた」と連敗を3で止めた選手たちをねぎらった。リーグ序盤戦は首位にも立った浦和がW杯に伴う中断明け以降、1勝1分け5敗と大失速。チームにはもどかしい空気が漂っている。

 要因は戦術にある。ボール保持を重視するあまり、攻守両面で豊富な運動量が要求されるため、夏場に入ってからの息切れは昨年同様に顕著だ。選手の疲労も濃く、スタミナに定評のある阿部が前半終了後、「下半身に力が入らない」と申し出て、指揮官を驚かせた。右肩脱臼の田中、右ふくらはぎ痛の鈴木ら故障者も相次ぎ、フィンケ監督はDF宇賀神を左MFで先発起用する窮余の策も取ったが、状況の打開は見えてこない。

 GK山岸は後方からの押し上げを求める攻撃陣と、カウンターを警戒して出られない守備陣の意識のずれを「ネガティブな要素で反発し合っている」と嘆く。熱い応援の半面、厳しい態度で知られるサポーターもあきらめムードなのか、試合後は一瞬の静寂後、選手に温かい声援を送った。この日は3万2231人で空席も目立った埼玉スタジアム。観客動員にも陰りが見え始めた浦和の苦しい夏の陣は、まだ続きそうだ。

 最後に、毎日新聞

浦和、勝ちきれず 仙台と分け
 浦和は1点を追う後半38分、宇賀神の左クロスにエジミウソンが飛び込み、相手DFのオウンゴールを誘って追いついた。連敗は3で止めたが、試合終了とともにスタジアムは水を打ったように静まりかえった。攻めながら勝ちきれない試合が続いている。

 3トップの左で先発し、後半は左サイドバックから積極的に攻撃参加した宇賀神は「もうちょっとシュートを打つ意識をチームとして持たなくては」と反省を口にした。

 朝日と毎日は非常に簡潔。産経は…いろいろ書いているけど、レッズサポーターのことをよく分かっていない。あきらめムードなんて無かったと思うのだが。むしろ選手とともに闘い、息が上がったのでしょう。