どうする、サムスン。

 なんと、グーグルがモトローラの携帯部門を買収した

 米インターネット検索最大手のグーグルは15日、米携帯端末大手モトローラ・モビリティ・ホールディングスを総額125億ドル(約9600億円)で買収すると発表した。同社はモトローラの分社で発足し、グーグル製基本ソフト(OS)のアンドロイドを搭載した携帯電話機やタブレット型コンピューターを手掛け、技術力では定評がある。グーグルは、買収によりアンドロイド事業を強化するほか、モトローラの特許を手中に収め知的所有権戦略も強化する。
 IT業界では近年、技術開発競争が一段と激化。このため、各社は特許権を囲い込み、ライバル会社に対して技術競争を優位に進める戦略を採用している。日米の大手IT企業は先に、経営破綻したカナダの通信機器大手ノーテル・ネットワークスの特許権をめぐって激しい入札競争を展開。最終的に米アップルやマイクロソフトソニーを中心とする企業連合が落札し、競っていたグーグルは敗退していた。

 このニュースを見て私が最初に思ったのが、グーグル携帯Nexus」シリーズを作ってきたサムスンの立場はどうなるんだ、ということである。しかし、アンドロイドOS搭載の「ギャラクシー」シリーズが好調のようだし、問題ないのだろう。むしろ、サムスンの今後の動向が少し気になる。