お酒は大事?

 今夜は、ちょっと考えさせられることがあった。仕事帰り、会社の連中と3人で中華料理屋に入ると、後から酔っぱらいのオッサン2人組が相席で入ってきて、私たちに絡んできた。私以外の2人はその酔っぱらいたちと意気投合して、酔っぱらいたちが紹興酒を私たちに勧めてきた。

 7月に中国に行って以来、何故か少し酒を飲むだけでも一気に吐き気をもよおすようになってしまった私にも勿論、盃が回ってきた。一口、といっても唇を湿らす程度だが、その紹興酒を体内に入れたがやはり無理。オッサンたちは「早く飲め」と急かす。やっぱり無理な私は「ごめんなさい、無理です」と無下にその盃を返上した。

 酔っぱらいたちが先に店を出ると、会社の連中が私に説教してきた。曰く、「世界中どこでも人と人とのつながりを深めるのは酒だ」「注がれた酒は必ず飲まなければならない」「酒を断るにしても相手を立てるとか、楽しませるような断り方が必要」等々…。

 そんなことは頭では分かっているつもりだ。飲めれば一番いいのだが、身体がそれを拒むし、ユーモアのセンスも無いし。。。「飲みニケーション」がとれない、ユーモアの無い人間は、絆を深めることはできないのだろうか。人間の幅が広がらないのだろうか。

 そんなことは、決して無いと思うのだが。