ビョークの新作「バイオフィリア」

 結局、iPhone5は発表されなかったので、先週の楽しみはビョークのニューアルバム「バイオフィリア」だけだった。

 だが、それがいい。アルバム全体の音の雰囲気は「ヴェスパタイン」に近く感じる。しかし、ヴェスパタインほど内向的ではなく(むしろ外向き)、バイオフィリアのために作ったという楽器の音色は心地いい。音自体は「メダラ」のほうが近いと思った。

 バイオフィリアは、アルバムのリリース以前にiPhone/iPadアプリとして数曲が先行配信されていて、聴きこんでいたせいもあるのだろうが、個人的には「moon」、「crystalline」、「cosmogony」、「virus」の4曲が特に好きだ。このうち「crystalline」のクリスタル集めゲームはかなりやり込んでいて、1番のお気に入りとなった。iTunesの再生回数も突出している(汗)。あとはボーナストラックの2曲。中でも「the comet song」は映画版ムーミンの主題歌にもなっている。日本での公開はまだだろうか。

 とにかく、しばらくの間、ヘビーチューンになることは間違いない。

バイオフィリア

バイオフィリア