屈辱の2011シーズン。浦和1−3柏


 こんなに悔しいシーズンもなかなか無いだろう。ナビスコ杯、リーグと2度も目の前で優勝されたのだから。しかし、今日の浦和。FWに怪我人続出だからって、まさかゼロトップで臨むとは、予想できなかった。たぶん、前半を0-0で乗り切って、後半に勝負を懸けようとしたのではないか。しかし、そのプランも(今季何回もやられた)セットプレーであっけなく崩れた。今シーズン始めから進歩が無い。

 後半からFWを1人入れ、やっと少し攻められるようになってきた。そして柏木陽介選手のヘディングで1点返し、「いける!」と思ったのだが…GKのファンブル?でさらに失点し、そこで試合は決まってしまった。

 こうして、今シーズンはいいところ無く終わってしまった。天皇杯は残っているが、一番大きなリーグ戦で、残留ギリギリの15位で終わるというのは、開幕前に「優勝を狙う」とのたまったクラブとしては、大失敗としか言いようがない。フィンケさんの指向と真逆の監督を招聘し、結果が出ないとGMを切り、監督を切り…彼らを任命した社長は責任をとらないのだろうか?来季の体制も決めていない、いや決められないような無能者が組織のトップにいると、組織全体が腐っていってしまう…早く社長には、辞めていただきたい。そして、もう三菱自工の人事に振り回されるような社長人事も止めていただきたい(これはどうやら、試合後の一部サポーターとの話し合いで、レッズの社長人事をJリーグのシーズンに合わせるよう三菱に働きかけることを約束したらしいが)。

 私は、来シーズンも橋本社長がいるのなら、スタジアム観戦は止めようと考えていた時期があった。しかし、そんなことをしてもグラウンドで闘う選手・スタッフたちのためにはならない。ゴール裏のサポーター達も、苦しい状況で監督を引き受け、1部に残してくれた堀孝史監督へ感謝の横断幕を掲げていたのを見て、勝手に「俺たちが見捨ててはいけない」と、こみ上げてくるものをこらえながら思った。それにしても、「レッズが好きか?」とサポーターに問われ即答できないような人間がレッズの社長とは…

 とにかく、天皇杯は残っているけど、来シーズンはクラブが一体となって進んでいくことを最低限に、躍進を期待するしかない。