「文筆生活の現場」

 この本は、私が最近買った立派なシステム手帳を有効活用しようと、会社の近くの日本橋図書館で手帳術の本を借りに行ったとき、同じ書架に並んでいたので、一目惚れ的に一緒に借りました。

 私が目指すフリーランスの実態を、各方面で活躍されている12人のライター・ジャーナリストたちが紹介してくれます。

 まず、「フリーランスは甘くない」という現実を突きつけられました。それは、書いたものが商品としての価値をつけられないということと、それだけでは食っていけないということです。

  だから、「文筆生活…」に出てくるライターさんのなかには、ローンを組まない、子供はいらない…と割り切ったり、切り詰めるなど、リアルな生活状況を垣間みて、「こりゃ覚悟が要るなぁ。。。」と思ったものです。

 下にも書きましたが、フリーランスとして”まずまずの成功(成功って何?)”を収めようとするならば、良い編集者、良い協力者に出会わなければならないのです。一人ではやっていけないのです。

 今の会社では、そういう人には出会えないでしょう。出会えたとしても、今の自分の力量では仕事を依頼してもらえないでしょう。ただこれは、今私がいる世界が自分に向いていないともいえますが。

 出版社に入るまでは、「ジャンルは関係ない!とにかくこの業界へ入らねば」と考えていましたが、微量ですが経験を積み、これからは、「本当にやりたい世界へ!」と意識が変化したのかもしれません。

 いずれにしろ、頑張ります。アレルギー性鼻炎がひどいので、そろそろこの辺で。 

aisbn:412150139x文筆生活の現場―ライフワークとしてのノンフィクション (中公新書ラクレ)