ノキア、日本市場撤退!!

 なんとも、個人的には衝撃的なニュースが飛び込んできた。

 ノキア、日本の事業展開の見直し

事業の焦点と優先順位を強化するために、ノキアは、日本における携帯電話端末の販売及び販売活動を打ち切ります。ノキアのラグジュアリー携帯電話部門であるVertu(ヴァーチュ)は対象ではなく、引き続き日本での活動を強化していきます。また、重要なグローバルR&D及びソーシング事業は引き続き日本での活動を続けます。

ノキアの上級副社長であるティモ・イハムオティラ(Timo Ihamuotila)は次のように述べています。「現在の厳しい世界的な経済傾向の中では、日本独自の製品展開のための投資を続けていくことは出来ない、との判断を下しました。今後、日本ではグローバルR&D活動と、Vertu、ソーシング活動の更なる発展に焦点を当てることになります。」

グローバルR&D、ソーシング及びVertuの日本での活動は継続して行います。

ノキアにとって日本のR&Dセンターはとても重要な役割を果たしており、グローバルの製品開発において不可欠な存在です。これらのR&Dの活動は継続して行います。また、ノキアには重要な日本におけるソーシング活動も続けて行います。ノキアのグローバルサプライチェーン戦略において重大な役割を果たしている日本の製造メーカーは大事なパートナーであり、ノキアは今後もこうした日本のパートナーとワールドクラスのロジスティックオペレーションを発展させていきます。

ラグジュアリーマーケットを対象とした、手作業で作られる特別な携帯電話のVertuも引き続き日本での活動を続けていきます。

 つい先日、同社はドコモのMVNO携帯電話事業に参入というニュースがあったばかりなのに…。

 以前、ドコモのNM206を使っていた者からすると、残念でならない。三菱電機の撤退やソニーエリクソンもドコモ向けの端末開発を止める(噂だけだが)というニュースを見るたびに、日本の携帯電話市場はまだまだ「ガラパゴス」状態にあるのだなぁ、と思ってしまう。