2011年の16冊目『我らが街に凱歌は響き 浦和レッズ、初戴冠』
『1Q84』を読破してかなり疲弊してしまったので、スラスラと読めそうな浦和レッズ関連の書籍を3冊読んだ。タイトルに挙げた他、『浦和レッズ 敗戦記』と『ミスターレッズ 福田正博』の3冊。
これらを読んで、やはり浦和レッズに潜む最大の問題点は、未だアマチュアリズムのままでいる三菱自工だと改めて感じた。クラブとしての軸が無く、すべてを現場に丸投げしてしまっている。だいたい、リーグのシーズンを無視して社長の任期を決めていたら、フロントと現場の想いが一致するはずが無い。何度もサポーターが叫んでいるけど、クラブを愛する気持ち、クラブを強くする気持ちと覚悟が感じられない。サポーターの熱は昔から変わっていないのに…。
とにかく、親会社の都合でクラブの方向性や将来まで振り回されるのは御免だ。以前浦和レッズマガジンでも提案していたけど、ソシオ制度を導入して、サポーターが筆頭株主になり、三菱自工の発言力を弱めるほうが浦和レッズは、良くなるんじゃないだろうかと本気で思えてくる。
最後に、『我らが〜』について。個人的には、あれだけサポーターの声を聞いたのならば、あのメダル強奪事件について、もっと突っ込んで欲しかった。(9月10日読了)
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