読書

2011年の20冊目「日本人よ!」

正直、このタイミングでこの本を読んだことに驚いている。というのも、浦和レッズの来季の監督に、オシムさんの弟子の一人である前広島監督のミハイロ・ペトロヴィッチ氏が就任することが決まったからだ。もちろん、オシムさんとペトロヴィッチさんは別人な…

2011年の17冊目『能率手帳の流儀』

ここのところ、浦和レッズ関連の書籍を読み漁っていたが、クラブ内部のゴタゴタに嫌気がさして読む気が失せてしまった。そんな中、2012年の手帳が店頭に並び始め、来年の手帳選びと手帳の使い方の参考になればと思い、草加図書館で『能率手帳の流儀』を借り…

2011年の16冊目『我らが街に凱歌は響き 浦和レッズ、初戴冠』

『1Q84』を読破してかなり疲弊してしまったので、スラスラと読めそうな浦和レッズ関連の書籍を3冊読んだ。タイトルに挙げた他、『浦和レッズ 敗戦記』と『ミスターレッズ 福田正博』の3冊。 これらを読んで、やはり浦和レッズに潜む最大の問題点は、未だアマ…

2011年の13冊目「1Q84 Book3」

自分なりの底の浅い書評を、ここで書き連ねようとしていたのに、7冊目〜12冊目をスルーしてしまったorzいや、自分がサボっただけなのだが…。 お盆休みなどを活用し、なんとか3冊読み終えた「1Q84」。しかし、すべて読み終えてみると、あとに残ったものは、そ…

2011年の6冊目「1Q84 Book1」

今更ながら、上司に借りたので村上春樹の話題作『1Q84 BOOK1』を読んだ。村上春樹の作品は、2004年にポルトガルで読んだ『スプートニクの恋人』以来だった。 …この人、こんな変態だったっけ?人物、風景、なんでも描写が細やかで、読んでいるだけで眼前にそ…

2011年の3冊目「苦役列車」

私はほとんど小説は読まないのだが、芥川賞受賞作で、さらに私が目指すジャンルに近い私小説、著者の経歴が破天荒である点に興味が惹かれ、全文が掲載されているという文藝春秋を買って読んだ(だから3冊目というか、3作品目というか…)。 こういう作品こそ…

2011年の2冊目「大東京の地下鉄道99の謎」

これは、アップストアで安くなっていたのと、地下鉄に興味があったので買ってみた。が、日本の近代史や都内の地理に詳しくないと、よく分からないことばかりだと思う。歴史は勉強しないといけないとは思った。(本日読了)大東京の地下鉄道99の謎―各駅の地底…

2011年の1冊目「池上彰の情報力」

一応物書きとして、TVで大活躍の池上彰さんの情報力をこの本(電子書籍)で探ってみた。池上さんの本はこれまで1冊しか読んだことは無いが(汗)、書籍のタイトルを見る限り、他の書籍のエッセンスを凝縮したような内容だと思う。(本日読了) 「池上彰の情…

2010年の書評⑮「板谷バカ三代」

会社の同僚にすすめられ、読んでみた。著者の名前は雑誌などで目にしたことはあったが、どんな人なのかは全く知らなかった。しかし、この本を読んで少し分かったような気がする。 それにしても、この人の家族…面白すぎる!!電車の中で読んでいると、噴き出し…

2010年の書評⑭「脳が冴える15の習慣〜記憶・集中・思考力を高める」

著者の前著「フリーズする脳」を読み、まさに自分が当てはまっていると感じていたので、続いて読んでみた。こっちのほうが、より脳を活性化させる具体的な対策が書かれていて、実践してみたくなってきた。 当初は、速読法習得の本を読もうと思っていたが、ア…

読み直す。「フリーズする脳」

最近、全然読書ができていないので、速読でも勉強してみようかという気になった。速読の勉強に適した書籍はないかと、アマゾンで「速読」と検索すると、何故か脳科学の書籍がたくさん出てきた。その中に、以前読んだ「フリーズする脳」(築山節・著)もあっ…

2010年の書評⑬「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

これまた、iPhoneアプリで読んでみた。いま(というかちょっと前から)流行りの「もしドラ」である。 がしかし、不覚にも感動してしまった。読み始めは、平坦な文章が続き読むことが苦痛とさえ思っていたのに。そのくらい、正直文章自体はキツいと感じる。書…

2010年の書評⑫「大人げない大人になれ!」

またまた、iPhoneアプリの電子書籍で読んでみた。このアプリは、しおりを入れたり、文章にマーカーを付けられたりして、以前読んだ「年収200万円からの…」よりは便利な気がする。 よく、天才は変わり者で、ムラッ気が多いと言われるが、天才でなくとも、いわ…

2010年の書評⑪「サッカースカウティングレポート」

ワールドカップが近づき、この手の本が書店にたくさん並ぶようになってきた。僕がこれを手に取ったのは、著者がまさに大舞台の現場で闘っていたということが大きかった。 タイトル通り、サッカーにおけるスカウティング、そして試合を「観る眼」を養うための…

2010年の書評⑩「年収200万円からの貯金生活宣言」

初めてiPhoneアプリの電子書籍を購入して読んでみた。思ったよりも読みやすく、サクサク読めてしまった。ただ、やはりというか、紙の書籍とは異なり、読み返したいところにすぐに戻ったり、気になる部分にラインを引いたり、とかはできないのは不便。もちろ…

2010年の書評⑨「松浦弥太郎の仕事術」

タイトルに仕事術とあるが、この本は、よくあるビジネス書とは趣を異とする。どちらかというと、仕事に対する心構え、姿勢について説いている。 約束を守る、時間を守る、相手を喜ばせる、といった社会人として当然のことから、いい仕事をするために遊ぶ、仲…

2010年の書評⑧「特別講義 コミュニケーション学」

正直言って、自分は元々コミュニケーション能力は高くないと思っていたが、仕事で学生時代の恩師とトラブってしまい、そのとき恩師にそのことを強く指摘され、改めて改善しなければいけないな、と思いこの本を読んでみた。 文字が大きく、イラストも交ざって…

2010年の書評⑦「モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ」

断捨離を始めるきっかけとなった本。自分の身の回りには、色々なモノや情報が溢れており、少し整理したいなという思いは以前からあった。 確かに思い切って捨てる、離れることの後押しにはなると思う。しかし、例えばまだまだ使える文房具をどこかへ寄付する…

2010年の書評⑥「格安エアラインで世界一周」

香港に行ってきたばかりということもあって、書店でこのタイトルの文庫を目にして衝動買いしてしまった。 6年前に私が海外を放浪していたとき、LCCを使ってポルトガルやチェコ、ロンドンに行ったのを思い出す。しかしLCCは欧州だけでなく、アジアや中東、北…

2010年の書評⑤「わかりやすく<伝える>技術」

どちらかというと、「書いて」伝えるのではなく、「話して」伝える技術についての解説が大半を占めていたが、上手に話すためにはそれなりの原稿が必要なわけで、きちんとした原稿の書き方も提示してくれている。さすが元NHK記者である。6章あたりは、ただ芸…

2010年の書評④「イビチャ・オシムの真実」

以前、木村元彦氏の「オシムの言葉」を読んでいたので、同じような内容なのでは、と思っていたが、若干異なっていた。この本は、よりオシム氏に近い、主観的な内容だった(自伝だから当然か)。 日本語版刊行に向けた書き下ろしを含む全7章で構成されていて…

2010年の書評③「最低で最高の本屋」

3冊目は、これまた松浦弥太郎さんの本である(1月21日読了)。最低で最高の本屋 (仕事と生活ライブラリー)作者: 松浦弥太郎出版社/メーカー: DAI‐X出版発売日: 2003/02メディア: 新書購入: 8人 クリック: 199回この商品を含むブログ (49件) を見る 働かない…

2010年の書評②「日々の100」

2冊目は、「日々の100」(1月13日読了)。日々の100作者: 松浦弥太郎出版社/メーカー: 青山出版社発売日: 2009/03/26メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 70回この商品を含むブログ (45件) を見る 私も著者のような生き方にあこがれる。私だけではないだろ…

2010年の書評?「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」

今年こそ、たくさん本を読みたい。ということで、名刺サイズの情報カードを購入し、読了したら読んだ本の感想を1枚のカードにしたためていくことにする。 新年1冊目は、「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」(1月13日読了)。決算書がスラスラわか…

ちょっくら経営学を。

埼スタの帰り、浦和美園のイオン内の書店で「やさしい経営学」という文庫を買った。目を付けていた会計学の本は無かったので、明日北千住に探しに出てみようと思っている。やさしい経営学 (日経ビジネス人文庫)作者: 日本経済新聞社,日経=,日本経済新聞=出版…

異動である。

来週から、週刊の業界紙へ異動になる。決算書などが読めないと話にならないと思うので、ちょっと「プリンシプルのない日本」を中断して、会計や経営学の本を読んで勉強しないとついていけないかもしれない。。。 まだ本は買っていない。

9冊目:プリンシプルのない日本。

これもまた、雑誌ブルータスの「本」特集を見て気になった一冊である。 著者の白洲次郎は、中学卒業後イギリスへ留学したというのだから、よほどのサラブレッドなのだろう。まだホントに最初のほうしか読んでいないが、彼は聡明で、ツンデレだと思った。 時…

8冊目:編集者という病い。

この書は、物書きを目指した時から絶対読みたかった。書店で文庫化されているのを見て、ついに手に取った。 著者の見城徹氏が幻冬社を設立したことにまず驚き。まだ50ページくらいしか読んでいないが、すでに壮絶である。 そもそも編集者というのは、「無か…

オシムさんの言葉は重い。

やはりサッカー関連の本は読むのが早い。オシムさんは、プロフェッショナルの心構えを自信の経験をもとに説いてくれる。しかし、言葉には慎重である。自身の経験を「必要だったと言ってしまえば、戦争が必要なものになってしまう…」というところからも、苦し…

7冊目:オシムの言葉。

これは昨年1度読んでいるのだが、浦和レッズのフィンケ監督とサッカー哲学が似ているので、もう一度読み直して両者の違いを考えてみたいと思った。 数学教師レベルの頭脳を持つオシムさんと実際高校の校長を務めていたフィンケ監督。生きてきた背景は全く異…