1:赤塚不二夫対談集・これでいいのだ。

 早速文庫を一冊買った。「赤塚不二夫対談集・これでいいのだ。」本当は伊丹十三さんの「ヨーロッパ退屈日記」が欲しかったのだが、売っていなかったのでこれを買った。

 この本は5〜6年前に図書館で借りて読んでいるのだが、昨年赤塚先生がお亡くなりになり、改めて何事にもエネルギッシュな氏の言葉に触れ自分自身へ刺激を与えたく手に取った。ちなみに、登場人物は赤塚先生のほか、タモリ柳美里立川談志北野武、ダニエル・カール、荒木経惟松本人志とそうそうたる面子である。

 とはいえ、まだ最初のタモリとの対談しか読んでいない。タモリを世に送り出したのは赤塚先生なわけで、対談集の先頭にもってくるのは妥当だと思う。

「どんなにくだらないことでも、死ぬ気で本気になって行動するってのが面白い」
「要するにそのものが面白いっていうことじゃなく、何かやるときってのは本気で取り組むこと。くだらないことでも一生懸命やること」

 赤塚先生のお言葉である。まるで自分が言われているみたいだった。もっともっと、一生懸命生きなくちゃ!!