マルチな方だったんですね…。
「ヨーロッパ退屈日記」を読み終えた。伊丹十三さんは映画監督としての印象しかなかったが、昔は俳優やデザイナーとして活躍していたことを知って驚いた。
表紙や中の挿絵もすべて氏が描いているのだが、さすがデザイナーだけあって上手い。多様な才能を持ち合わせる人がうらやましい。
今から40年以上も前に書かれているが、読んでいるとヨーロッパの風景(といっても僕はフランスやイタリアには行ったことはないが)が脳裏に浮かばれてくる。洞察力や表現力に優れているからこそである。
また、ファッション、テーブルマナー、英語の発音など、氏の持論も展開されている。
あとは、文体が「〜だ」「〜である」調と「〜です」「〜ます」調、口語が入り交じっており、こういうのもありなのか、と思った。自分の創作にも取り入れたい。
- 作者: 伊丹十三
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/02
- メディア: 文庫
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さて、そろそろ夕食の支度をしよう。。。