2010年の書評③「最低で最高の本屋」

 3冊目は、これまた松浦弥太郎さんの本である(1月21日読了)。

最低で最高の本屋 (仕事と生活ライブラリー)

最低で最高の本屋 (仕事と生活ライブラリー)

 働かないで生きる方法は無い。しかし、就職しないで生きる方法は存在することに、まずハッとさせられた。私が目指す生き方は、まさにこれだと思った。
 ただ、働く以上、相手、お客さんがいるわけで、一人で全てをできることはない。他者との関わりを楽しめないといけない。そして自己満足で終わってはいけない。自己の成長はもちろん必要だが、お客さんが喜ぶものを作ることを最優先にしないと、成功、成長は得られないだろう。
 本屋のオーナーで、文筆家で、編集長でもある著者の生き方は、自分の考えに通じるものが多く、せめてその行動力は見習いたいと思った。