2011年の6冊目「1Q84 Book1」

今更ながら、上司に借りたので村上春樹の話題作『1Q84 BOOK1』を読んだ。村上春樹の作品は、2004年にポルトガルで読んだ『スプートニクの恋人』以来だった。

…この人、こんな変態だったっけ?人物、風景、なんでも描写が細やかで、読んでいるだけで眼前にその様子を容易に想像できるのだが、なにしろ性描写も多すぎる。時々気持ち悪くもなってしまう。

しかも、ファンタジー小説ですね。途中で、月が2つになったり、「リトル・ピープル」なるキャラが登場してきて、真面目な人間ドラマかと思っていたが全然そんなことはなかった。

あと、『スプートニク…』の時もそうだったが、「…みたいに」とか「…のような」という表現が多すぎる。わかり易いけど、多用されると疲れる。

などと偉そうに書いているが、続きが気になるのも事実。悔しいが、きっと読んでしまうのだろう。

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1